最近、オンラインギターレッスンの問合せが徐々に増えてきました。本当に嬉しいです。ありがとうございます。オンラインレッスンの良いところはたくさんあります。当記事は、ギターやベース、ウクレレの弾き方を教えて欲しいけど、近くに音楽教室が無い、忙しくて通う時間が無い、または通うほどでは無いけど弾き方を教えて欲しいという方向けのオンラインレッスンに関する内容です。
自宅でオンラインギターレッスンの風景
本記事のテーマ
2年間、オンラインでギター、ウクレレのレッスンを講師としてやってみた感想
記事の執筆者
氏名:柘植 紀人(つげ のりひと)
ギター歴:25年、講師歴:14年
株式会社OTOISM代表取締役。名古屋市内でスナフキンズ音楽教室3店舗運営。Snafkins(スナフキンズ)というアコーディオン・ジャズバンドのギター担当。その他、トラックメイカーとして、Mr.Tsuge名義でスウェーデンのレーベル"Pyramid Tracks"、Seeweed名義でドイツのレーベル"Vinyl Digital"と契約中。ミュージシャンが音楽で自立するための方法を日夜実践中。
息子とセッション中の執筆者
①オンラインのギターレッスンに必要なもの
・楽器
・インターネット環境
・ヘッドセット(もしあればで大丈夫)
・弾きたい曲やフレーズの楽譜(無くても大丈夫)
まだ楽器を持っていなくて何を買えば良いかわからない方は、画面右下の青丸から質問して頂ければオススメを教えます。エレキギターレッスンの場合はギターアンプも準備して下さい。大きな音は必要無いのでミニアンプで充分です。
当教室のオンラインレッスンは、会議ソフトZoomを利用します。面倒な設定やID、パスワードは必要なく、レッスン数分前に講師から送られた招待メールをクリックするだけでレッスン開始します。録画機能があるのは後で見直すことが出来るので嬉しいです。僕がテストした中では今のところZoomが一番良かったです。
②オンラインレッスンのメリット
なんと言っても距離の制約が無いのはオンラインの最大のメリットです。講師も生徒もお互いどこにいても関係ありません。海外でも時差の問題がなければレッスンできます。そして、自宅でリラックスして受講出来ることは気が楽です。例え、外が大雨でも大雪でも大丈夫。教室に行くまでの移動が無くなりますので時間と交通費の節約になります。
③オンラインレッスンのデメリット
レイテンシー(音の遅れ)が若干あるため、生徒と講師が同時に演奏することができません。まずは自分が弾いて見せて、生徒が弾いて、アドバイスをするという流れになります。もう一つは音質がいまいちです。録音した音源と違い、音抜けが悪く、細かいニュアンスが聴き取りにくいです。この辺りは実店舗レッスンの方が満足度が高いです。しかし、テクノロジーの発展に伴い今後改善されるはずなので心配してません。
④まとめ
実際に2年間続けてみて、オンラインレッスンは実店舗レッスンと大して変わらないという事が分かりました。上記で書いたデメリットよりも、距離の制約が無いメリットの方が大きいです。そして、2020年以降の5G時代になれば今までにない新しいサービスが生まれます。VRゴーグルでレッスンしたり、超高音質でオンラインレッスンが出来るようなるはずです。また、音楽教室を運営している立場からしても実店舗では通える範囲の人しか実質的に利用できませんが、オンラインによって商圏(商売可能な地理的な範囲)が全国に広がりました。もっと言うと、オンラインサービスなので店舗が要りません。講師も自宅でレッスンができます。家賃と交通費が無くなり運営コストが下がった分、レッスン料を下げることができます。双方がハッピーになるわけです。
オンラインレッスンに興味あれば、ぜひ無料体験を受けてみて下さいね。
それでは良い音楽ライフをお過ごし下さい。
by Mr.Tsuge