11月1日オープンのスナフキンズ音楽教室オンラインスタジオ&オンライン部活ではリアル店舗では出来ない事を色々試そうと思う。
それは同時に私を含むミュージシャン達の働き方改革を意味する。
ミュージシャンの培った知識と技術を、インターネットを媒体として必要としている人へ共有することで全国から信用を集める。
あらゆる情報が溢れる現代、人は自分にとって本当に価値のある情報(サービス)を求めるようになる。
信用=お金。周りから信用、信頼されている人ほどお金も集まってくる。お金は人が運ぶものだから。
結果、ミュージシャンはさらに大好きな音楽へ時間とお金を投資することが出来る。
やがて好きな音楽(仕事で仕方なくやるではなく、本当に追求したい音楽)だけに集中できるようになる。
サービスする側は手抜き(信用を無くす行為)は出来なくなり、サービスされる側も信頼するミュージシャンを直接支援できる。
双方にメリットが生まれ(メリットしかない)良い循環が生まれる。
Skypeを使ったギターレッスンは10年前から数多くあるが、ギター教室のサイドメニュー的な立ち位置がほとんどで、自分が生徒として利用したいな、と思えるものが見つからなかった。
周りのミュージシャンにオンラインでの音楽レッスンについて意見を求めてみると、
「オンラインレッスンでは繊細な音が聴こえない」
「時差の遅れが出てしまう」
「口元や指先の細かい指導ができない」
など、ネガティブイメージがほとんどだった。(みんな経験がないから当然)
リアルレッスンとの比較ばかりで、オンラインだからこそのアイデアを提案してくれる人は一人もいなかった。
でも、やらない理由にならない。
むしろ、周りから「どうせ上手くいかないでしょ」って言われることに挑戦する価値がある。
それは無謀ということではなくて、やっている人が少ないからこそ(ブルーオーシャンだから)成功する確率が高いという意味。
すでにみんながやっていること(レッドオーシャン)を遅れて始めたところで勝ち抜くチャンスはほとんど無い。
一つ失敗したら、次は違うやり方を考えれば良い。
繰り返し挑戦すれば、その経験が自分だけの財産になる。
目標とする山へ登るとき、ヘリコプターに乗って数分で頂上に着けばそりゃ楽。でも何の感動も生まれない。
自分の脚で登りきった後、頂上に着いて絶景を見た瞬間、それまでの道のり全てがドラマになる。
そのドラマを共有したくて一緒に登ってくれる仲間が現れる。
バックパッカーで訪れたカンボジアのトンレサップ湖で見た夕暮れは、圧倒的スケールの美しさにやられてしばらく体を動かすことができなくなり、日が昇って沈むまでの工程が、自分が生まれて死ぬまでの人生と重なったような気がして、ボートの上でみっともないほど号泣した。成長できそうな機会があればとりあえず飛び込んでみると新しい自分発見につながる。
開拓型ビジネスを広めるには相当な時間とお金が必要になる。だけど、人口減少、超高齢社会、AIによる仕事代替を宿命とする以上、何もしないくらいなら好きなことで子供達の未来が少しでも良くなることに寿命を使った方が面白い。
決断と行動が未来を創る。
by Mr.Tsuge